渡邉敬介

プロフィール

photo: Jorg Hacker

インド舞踏家Shaktiとのコラボレーション
(英国エジンバラにて2001年、ザ・ガレージインターナショナル公演)

 はじめは音楽をやっていた。フルートのモイーズと吉田雅夫に出会い音楽、芸術、生き方それこそすべてを丸呑みするほど深い影響をうけた。
 2人から受けた厳のような魂が私の絵(美術)の基礎となり創作のみなもととなったと思う。
絵のうえで理解できないことにぶつかったりすると音楽に置き換えると自分なりに理解しやすい。
演奏するかの如く描く。作曲するかの如く、もがいている。
制作のときどんなことを大切にしているのか、あらためて考えてみる。
なによりも生き生きと生命感があふれていること
それは、動きと光そして緊張感。

具体的には
リズム、反復、バランスと乱調、型にはまることと即興性
 緊張と弛緩、大胆と繊細、堅い柔らかい、鋭い鈍い
 でこぼこバロックいびつと流麗さ
   暖かい冷たい、汚い美しい、けがれ、病的、におい香り
     対象へかぶりつくエネルギーと突き放つ冷徹さ
       えぐる加える、消し描く
         同質異質
          色彩とモノトーン、はみ出しとはみ込み、平穏と爆発
           伝統継承と慣習破り、
            粋酒脱と野暮、常識非常識、不道徳(不義)と道徳、
             タナトス(-)とエロス(+)、常軌と狂気
              着衣と赤半裸、貴婦人のような娼婦
               仙人のような老年と天使のごと幼時、老若男女

 限られた土俵でいかに自分の殻を、もがき突き破れるか。
そんなとき自分の頭のなかではなぜか頭をくしゃくしゃにしながら作曲に奮闘するべ−トーヴェンの姿があるので笑える。セザールフランクやブルックナーみたいな晩成型にあこがれている。
 苦しさのあまり最後の力が尽きたあと、無意識の痙攣でもするかのように、もがき狂った結果、例え百分の一ミリでもいい、自分の殻から前進打破できたら。

そんな制作に近づきたい。


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